格安インプラントの問題点

格安インプラントの問題点について

格安インプラントの問題点

いつまでも好きなものを食べられ、笑顔を見せられるようになりたい。そんな願望に応えるインプラント治療。近年急速に普及が進んでおり、需要が高まっています。そのため、多くの歯科医院が導入を開始しており激しい競争が始まりつつあります。

競争は価格面にも及んでいます。1本治療するのに数十万円の費用がかかるインプラント。それだけに少しでも安い価格設定にすることは顧客に対するアピールになります。そのためライバルよりも安い価格設定を、と歯科医院ではしのぎを削っている状況です。

価格が安く済むのならいいじゃないか、と思えますがそうもいきません。材料費や人件費、設備投資などを考えれば費用にも下限というものが出てきます。それを超えて格安のサービスを提供しようとなるとどこかに「しわ寄せ」がくることになります。

たとえば人件費の削減。これはそのまま技術の低下に結びつきます。
作業の効率化、といえば聞こえはいいですが、消毒など重要な作業が不十分になる恐れがあります。

また材料のコスト削減。これは耐久性だけでなく、安定性や安全性にもかかわる重要な問題となります。

価格競争がわたしたち利用者に跳ね返ってくるのです。

ですから、インプラント治療を受ける際にはまず費用よりも内容で選ぶことが欠かせません。医療機関によってはローンで支払うことができるところもあります。また、医療費控除というシステムもあります。納得のいく治療や医療機関の体制が最優先、その上で費用の問題を考えるようにしたいものです。